明治時代からの古民家で旬のお料理をいただく「食楽懐石 風土庵」

古い家屋を改築してお店にする、ということが近年増えています。
日本独自の技術が使われている古い家屋は、思ったより頑丈な作りになっていることもあるので、生かせるといいですよね。
今回はそんな古民家で旬のお料理をいただける「食楽懐石 風土庵」さんにお邪魔しました。

目次

「食楽懐石 風土庵」とは

「食楽懐石 風土庵」は、その時の旬の素材を、主に野菜をふんだんに使ったお料理を提供しています。

こちらのお店は予約制で、ゆったりとした時間を過ごしながらお食事をいただくスタイルです。
予約はお電話にて受け付けているとのことです。

電話番号:029-847-1501
ランチ:12:00~1500
ディナー:17:30~22:00

定休日は月曜日と金曜日ですが、料理教室がある日はお店をお休みするそうです。
また、団体のお客様等が入っている時期もあるので、お早めにご予約を。

「食楽懐石 風土庵」の雰囲気

手入れされたきれいで広いお庭の奥に、お店があります。

縁側があり、玄関は引き戸。昔ながらの立派な日本家屋です。

平屋ですが、大きな家屋であることがうかがえます。

お店には靴を脱いで入ります。入口はもともと広い土間だったようですが、改装されてテーブルなどが置かれています。
また、入口には蜂蜜や、みつろうで作られたスキンケア用クリームが置いてありました。ご購入の際はお店の方へお声がけください。

天井を見上げると、立派な梁が目に留まります。お店の方にお聞きしたところ、明治35年からの建物だそうです。

現在「豊里ゆかりの森」がある場所に生えていた赤松が、天井の梁に使われているそうです。

柱はケヤキの木、外壁は水に強い杉の木を使っているとのこと。北に向いて生えている杉を北面の壁に使うなど、今では失われている知恵と技術を使い、4年ほどかけて丁寧に造られたそうです。

客席はすべてテーブル席です。正座ができないなど、足に不安がある方でも安心です。
席からはお庭を眺めて、季節の移ろいを感じることができます。

「食楽懐石 風土庵」のメニュー

今回はランチの時間に伺いました。コースは一つだけ(2800円)。メニューは当日の仕入れなどで決まるようで、メインはお魚かお肉か当日選びます。
こちらのコースにカルパッチョ、またはカルパッチョ+椀物が追加できるとのことです。
お料理等の詳細は、予約の際にご確認ください。

前菜・其の一

写真の右からセロリ、にんじん、キャベツ、トマト、きゅうり、なす、しめじとエノキ、もやし、大根、小松菜。たくさんのお野菜です。

それぞれ違う味付けがされているのが驚きでした。

前菜・其の二

小アジの唐揚げ、しそ、葉しょうが、ひじきの煮物、かぼちゃ、ししとう、蓮根、インゲン、コーン、オクラ、なす、卵焼きが盛られています。

こちらもそれぞれ違う味付けが施されています。
卵焼きは、たっぷりの出汁が効いていておいしかったです。

メイン・お肉

メインにはごはんとお味噌汁がつきます。この日は豚肉が使われており、バルサミコ風のお味で、お肉はとても柔らかいです。

お味噌汁はわかめ、豆腐、なめこ、ネギが入っている赤だしでした。

メイン・お魚

こちらは、カイワリという魚のソテーです。

カイワリとは、アジ科のお魚。塩味と、ほんのりバルサミコソースの味がするソテーでした。

メインにも、オクラ、椎茸、ゴーヤ、蓮根、とうもろこし、ブロッコリー、さつまいも、ミニトマト、にんじん、じゃがいもとたくさんの野菜が添えられています。

トマトとにんじんは焼かれてあり、前菜とは違う調理・味付けでした。

デザート

この日のデザートは「葛焼き」で、焼き立てを運んでくださいました。

薄く餡が塗られている葛もちの表面を軽く焼いている一品。フォークを刺すとトロッとした感触がありました。

飲み物はコーヒーか紅茶が選べます。

全体的に控えめな味付けで、素材そのものの味を楽しめるような工夫がされていました。
一度の食事でこれだけの品目をいただけるのは貴重です。

「食楽懐石 風土庵」こんな方にオススメです!

  • しずかにゆっくりとお食事を楽しみたい方
  • 色々な味付けのお野菜を食べたい方
  • 古くてしっかりとした造りの日本家屋が好きな方

お店を出ると入店から2時間ほど経っていました。のんびりゆったり食べたい大人の方にオススメのお店です。

「食楽懐石 風土庵」へのアクセス

お店は、つくば市遠東398にあります。
土浦境線から細い路地に入っていきますが、案内等は特にないので事前に地図等でご確認いただき、ゆっくりとお進みください。
また、駐車場はラインが引かれていなかったので、他の車の出入りを妨げないようにお停めください。

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