ノスタルジックな街並みを歩く「真壁のひなまつり」〜茨城県桜川市真壁町～

暦では春といえど寒さはまだまだ厳しい2月4日(日)から始まる「真壁のひなまつり」。
会場は桜川市真壁町。町中のあちこちにおひな様がたくさん飾られており、毎年多くの方が足を運んでいると聞いていました。
今回やっと機会が巡り、真壁町へ足を運んでみました。

「真壁のひなまつり」とは？

桜川市真壁町の有志の方々が、町に来た方をもてなすため「町中におひな様を飾ろう」と思いついたことが始まりとのこと。
町中におひな様を飾るイベントは各地にありますが、他の地域と比べて早くからやっていた印象です。調べると2005年から続いているそうです。

真壁町には江戸時代から昭和初期に建てられた蔵や門など歴史的建造物が並び、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
また、城下町独特の町割りが成す細い路地が、さらにノスタルジックな雰囲気を演出します。

真壁のひな飾り

拝見できる箇所がたくさんあり、一度にすべてを回ることは難しかったので一部ではありますが、私たちが見てきたおひな様を紹介します。

「花の井」蔵元　西岡本店

清酒「花の井」の蔵元である西岡本店では、多くのひな飾りと共にひょうたんで作られたランプが飾られています。また、別のブースでは猫のおひな様が描かれているチョークアートも展示されていました。

高久家

おひな様のほかに、ちりめん細工とつるし雛がたくさん飾られています。おひな様の後ろに飾られているのは「花嫁のれん」。石川県や富山県の一部地域の風習で、婚礼に用いられる特別なのれんだそうです。

伊勢屋旅館

おひな様飾られている部屋はとても歴史を感じる造りです。最近は見かけなくなった壁かけ時計がありました。

石田金物店

古布で作られたつるし雛がたくさんありました。また、お手製と思われるおひな様が並べられ、なかにはとても個性的なお人形も。

川島家

菓子庵たちかわ

たくさん並べられたおひな様の間をおもちゃの電車が走っています。電車には、小さなおひな様とお店で売られているお菓子が乗車していました。もちろん、お店ではわらび餅やおせんべいなどのお菓子を買うことができます。

古橋石材

高松家の隠れ雛

のれんの向こうにおひな様が隠れていました。珍しい人形が飾られているので、のれんをくぐってみてくださいね。

真壁のお食事＆お土産

おひな様を見ながらも、町の中には気になるお店がありました。もちろんチェックです！

手作り焼き菓子　エンジェルランド

素朴ながらもとてもおいしそうな焼き菓子が並んでいました。体にやさしい食材を使われているそうで、小さなお子さんにもよさそうなお菓子です。

SPECIAL BOARS

新しくできたカフェだそうで、2月11日(日)の茨城新聞で紹介されていました。お店のおススメは「キューバサンド」だそうです。お店のインスタグラムはこちら！

筑波嶺栗（つくばねマロン）

あいにく訪れた日はお休みでした。カフェはひなまつりの期間限定だそうです。
こちらのお店はもう１か所あり、そこではおひな様の展示とお菓子の販売を行っているようです。
お店のホームページはこちら！

レストキャビン　スタージョン

こちらはチョウザメを使ったお料理をいただけるお店です。
調べてみたら、廃校になった真壁小学校のプールでチョウザメの養殖を行っているとのこと！キャビアの販売も行っているそうで、たいへん気になるお店です。お店のホームページはこちら！

つくばぷりん　ふじ屋

テレビなど多数のメディアで紹介されている「つくばぷりん　ふじ屋」のお店がちょうど帰り道にありましたので、寄ってみることにしました。

「真壁のひなまつり」はこんな方におすすめ

家族連れでもお友達と来ても、どの世代の方にも楽しめるイベントです！
もともと城下町だったので歴史が好きな方、日本建築が好きな方は特に楽しめるのではないかと思います。

真壁のひなまつり」へのアクセス

研究学園駅からは車で約40分ほどです。
最寄り駅はないため、ほとんどの方が車で行くことになると思います。公式サイトによりますと、ナビを設定する場合は駐車場になっている「旧真壁小学校（桜川市真壁町田25）」で、とのことです。

また、土日祝日は会場中心地で交通規制を行っていたり、道が狭いところが多いので、必ず下記ページをチェックしてください。

3月2日(土)、3月3日(日)には、TXつくば駅から真壁のひなまつり会場までの臨時バスが運行されるそうです。車で行くのが難しい方はこちらを利用されてはいかがでしょうか。